【令和版】
「和竿」とは、読んで字のごとく日本の伝統的な釣竿のことです。昔ながらの和竿の主な材料は「竹」ですが、生産地によってはクジラのひげ・絹糸・真鍮の管を用いることもあります。竹を加工し表面に漆を塗り光沢仕上げしたものをつなぎ合わせ1本の釣り竿にした和竿は、美術工芸品としての価値も高く、釣りファンからは「いつかは手に入れたい憧れの竿」と評されています。また、近代のものとしては竿の穂先にグラス・カーボンを用いたり、竹とグラス・カーボンを組み合わせた合成竿などのバリエーションも人気です。
【和竿の種類や値段】
和竿は、作られた地域によって、多様性に富む「江戸和竿」、比較的安価な「川口竿」、接ぎ手の補強に真鍮を用いる「郡上竿」、工芸品としても人気で高価な「紀州竿」、竹の皮を剝がず・糸を巻かず・漆を塗らず・燻して磨く作業で作られる「庄内竿」ほかがあります。
伝統的な和竿は、和竿職人の手によって時間をかけ丁寧に作られ、大量生産ではないので1つとして同じものはありません。また、稀少性の高さだけではなく、天然竹のしなやかな弾力性・強度を与えるために使う仕上げの漆の美しさ・きちんとメンテナンスをすれば長く使える・独特の風情があるなどさまざまな魅力があります。和竿は、大手釣具メーカーからも販売されていますが、和竿師と呼ばれるプロの職人が自宅の工房で製作・販売している作品もあり、「自分だけの1本」を買い求める愛好家に人気です。
和竿は、はば広い種類がありリーズナブルなものでは1万円以下もありますが、機能・強度などを考慮すると数万円クラスの有名メーカーのものを買い求める人が多いようです。最高級のハイスペックなものは数十万円するものもあり、釣り人の憧れとなっています。
定価で買うとかなり高価なことから、中古市場で和竿を探す人も少なくありません。そのため、和竿は買取業者からも需要があるのです。もしも不要な和竿をお持ちなら、買取業者に売ってみませんか？意外な高値で売れるかもしれません。
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オススメ
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和竿を釣具買取専門店の査定に出す前には、すべての付属品が揃っているかを確認してください。付属品の有無によって買取価格は大きく差が付きます。
たとえば、伝統的な江戸和竿は、何種類もの竹を組み合わせて１本にする継竿になっているので、全部の本数が揃っているのかを確認しましょう。そして購入した際に付いてきた丸筒・巾着袋・木箱・取扱説明書などの付属品もすべて合わせて査定に出すようにするのが良いです。大手釣具メーカーのカーボン和竿の場合も、同様に付属品を用意してください。
和竿に限らず、釣り竿や釣り道具は汚れや水分によるサビなどが付きやすいものです。査定に出す前には、掃除をしてできるだけ見た目をきれいにしましょう。
買取業者としては、汚れたまま渡されると清掃や手入れをしなければならず、その手間の分の金額を査定額から引くことになってしまいます。面倒でも手入れをするのが、高価買取への近道です。
さらに臭いの確認も大切！もし臭いがするようなら、釣具用の消臭スプレーを使用して消しましょう。
上質な和竿は、使用後丁寧に手入れを怠らなければ長持ちするものです。有名な作家の作品や現在はもう生産されていない製品で、年月が経っているものでも状態がよければ思わぬ高値で買取してもらえることもあります。
希少価値の高い和竿は、将来的に売却することも考慮して、普段から手入れをして大切に使うようにしましょう。
買取業者は一点からでも買取してくれますが、不要な釣具が複数あればまとめて査定に出すほうが査定額は高くなります。また、業者によっては「○点以上のまとめ買は○％アップ」などキャンペーンを行っていることもあるので業者のホームページを確認しましょう。
さらに釣具以外にもさまざまなものを取り扱っている買取業者なら、他に売れそうな不要なアイテムが家にないか探して、和竿と一緒にまとめて売却するのもおすすめです。
シマノはダイワと並んで、国内釣具メーカーのトップメーカーです。シマノでは、へら竿の原点「朱紋峰」を1983年にリリースしています。「竹にも勝る掛け調子」のキャッチコピーそのままの、優れた性能を持つへら竿を時代と共に展開してきました。
今まで、へら竿だけでも20種類以上とさまざまなモデルがリリースされてきましたが、「峰匠」は希少価値の高さから買取市場でも高値買取対象となっています。「峰匠 21尺」は、仕舞が約119.5cm、重さ約130gです。
【中古買取金額例】
12,000円
（画像出典：https://bit.ly/3BuCEuW）
ダイワから、「枯淡の境地へ」のキャッチフレーズでへら竿が誕生したのは1985年です。「釣果のみを追い求めず、大自然の中で一枚のヘラブナと対峙する至福を享受する」をコンセプトにした「枯法師」は、時代と共に伝統を守りつつも進化しました。
三代目枯法師は、超高密度カーボンを採用しよりシャープな印象に。竹地の筋や染みもよりリアルさを増しています。また、シメ部の螺鈿風意匠も特徴的なアイテムです。
【中古買取金額例】
20,000円
（画像出典：https://bit.ly/3UNJrGR）
ただ軽くするだけではなく、風に負けず人の感覚に馴染む重さにこだわったへら竿で知られる征興（セイコー）。「軽くて使いやすく、魚に遊ばれない」というキャッチフレーズのもとさまざまな新製品が登場しています。
現在は販売されておらず、希少な竿となっているへら竿「風切竿」は高値買取の対象です。風切竿16尺は、全長約4.80m、重さ約112gです。
【中古買取金額例】
8,000円
（画像出典：https://bit.ly/3uMrJsK）
