制服のリユースについて徹底解説!リユースする3つの方法も紹介
着用することのなくなった制服のリユースに興味はありませんか?
リユースとは「再使用」のことであり、制服を誰かに譲ることです。
本記事では、制服のリユースに関して、知っておきたい基本のことや、具体的なリユース方法についてまとめました。
具体的なリユース方法とは、「制服のリユース先」と「寄付できるもの」についてです。
制服をリユースしてみたいと思っている方は、ぜひ読んでみてください。
制服リユースとは?リサイクルとは違う?
そもそも「制服リユース」とはどのような活動を指しているのでしょうか。
また、「リユース」と「リサイクル」の違いについて、あまり詳しくない方もいるかもしれません。
そこで、具体的なリユースの流れを解説する前に、リユースの基本的な知識についてまとめておきます。
リユースとは
リユースと、そのまま訳すと「再使用」となります。
もっと簡単に言うと、「形を変えることなく、繰り返し使い続けること」です。
主なリユース活動の一例がフリーマーケット。
フリーマーケットでは、不要になった中古品をそのまま販売していますよね。
このように、まだ使えるものを、形を壊さずに再使用することをリユースと呼びます。
リサイクルとは
一方で、似た言葉である「リサイクル」は、「リユース」とは明確な違いがあります。
リユースは「再使用」であると述べましたが、リサイクルは「再利用」です。
リサイクルの場合、原型をとどめたまま再び使用されるわけではなく、一度壊されて再び何かに利用されることを指します。
例えば、新聞紙や牛乳パック、ペットボトルなどは、資源ごみの分別回収されたのち、それぞれ「別の何か」に生まれ変わって利用されていますよね。
リユースもリサイクルも、限りある資源を有効に使い、環境に配慮するためのいわゆる「3R活動」の一貫ですが、両者には明確な違いがあるのです。
制服リユースの意味
リユースとリサイクルの違いについて理解したところで、「制服リユース」の正しい意味について再度確認しておきます。
つまり、制服のリユースとは、まだ着ることのできる状態の制服をそのまま、他の誰かに渡して再び使用してもらうことです。
そのため、制服の「リサイクル」とは呼びません。
どちらかというと、リサイクルよりも「寄付」に近いです。
なぜ制服をリユースする必要があるかというと、単純にゴミの量を減らして資源を有効に活用するためだけではありません。
実は世の中には、経済的な理由でお金がなくて制服の買えない子供たちがたくさんいます。
そのような子供たちにできるだけ安い価格で、学校に通うために必要な制服を届けるために、近年制服のリユース活動が注目を浴びているのです。
制服はどこでリユースできる?
次に、制服をリユースできる場所について解説します。
制服の主なリユース先として挙げられるのは、以下の3通りです。
- 買取業者
- 地域・NPO団体
- 友人・親戚
それぞれについて詳しく解説します。
買取業者に売る
制服をリユースする方法としてもっともメジャーなのは「買取業者」を利用することです。
制服を買取対象としている業者の多くは、基本的にリユースを目的としています。
また、買取業者を利用するメリットとして、「査定してもらってお金になる」というポイントも。
「せっかく買って長年使ってきた制服を手放すなら、少しでもお金にしたい」と思う方は、買取業者でリユースも兼ねて制服を売るのもおすすめです。
ただし買取業者を利用する場合は、ネットの口コミやレビューを参考にしつつ、リユースを目的として買取を行っている安心できるサービスを選ぶことが重要となります。
地域やNPO団体に寄付する
リユースできるのは業者だけでなく、NPO団体や地域などの非営利のコミュニティにもあります。
インターネットで調べると、制服リユースを募っているNPO団体の情報を見つけることができるでしょう。
また、地域でも、例えば母校が不要になった制服を募集していることもあります。
自分の通っていた学校なら、同じ制服ですし、確実にリユースしてもらえることはもちろん、未来の後輩に協力できることにもなるのでおすすめです。
友人や親戚の子供に譲る
最後に、一番安心できる方法として、「知っている人に譲る」という方法も紹介しておきます。
友人や親戚の子供に制服を譲ることも、立派なリユース活動の一つです。
「わざわざ業者やサービス、団体に制服を持って行ったり売ったりするのは面倒だし、敷居が高い…」と思う方は、ぜひ近くにいる子供へ渡してあげてみてはいかがでしょうか。
知っている人に譲る方法は、譲渡先が特に安心できる人間であるというのが最大のメリットです。
リユース業者を利用する3つの方法
制服をリユースする方法の一つとして、「買取業者を利用する」ということを挙げました。
しかし、「買取業者って何?」と思っている方も多いと思います。
そこで、以下では3種類ある制服リユース・買取業者について、それぞれの特徴を解説します。
①宅配買取
まずは「宅配買取」の業者です。
制服の宅配買取は、おおよそ以下のような流れで査定・買取を行います。
- Webで申し込みをする
- 制服を梱包して、指定の場所に発送する
- 査定の結果を待つ
- 査定結果に納得したら、振込を依頼する
このように、宅配買取の最大のメリットは「店舗に持っていく必要がないこと」です。
買取というと、たくさんある制服や付属品などをわざわざ持ち運ばないといけないイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、宅配買取ならそのような面倒がありません。
また、近くに店舗がなくても、全国どこでも発送で査定が依頼できるというのもメリットです。
宅配で査定から入金までを完結したいという方には、宅配買取がおすすめです。
②持ち込み買取
「持ち込み買取」はその名の通り、店舗まで制服を持っていって査定を依頼する方法です。
持ち込み買取のメリットとしては、「直接スタッフとやりとりできること」と、「その場で現金化してもらえること」が挙げられます。
宅配買取だと、査定してもらう方の顔が見えませんが、店舗での買取なら、直接スタッフとやりとりができます。
また、その場で査定してもらって、すぐに現金化もできるでしょう。
ただし、お住まいの地域の近くに店舗がないと利用できない点や、売りたい制服の点数が多いと持ち運びが大変になってしまうというデメリットもあります。
③出張買取
最後に紹介するのが「出張買取」という方法です。
出張買取では、ご自宅までスタッフが査定・買取・引き取りをしにきてくれます。
この方法のメリットは、制服を店舗に持っていく必要も、梱包して発送する必要もないことです。
Webサイトや電話で予約すれば良いので、自宅で待っているだけでOK。
ただし、出張買取における大抵の場合、事前の予約が必要になります。
また、地域によっては出張買取は対象地域外となり利用できない場合もあるのがデメリットです。
制服と一緒にリユースしたいアイテム
最後に、制服をリユースするに当たって、一緒に手放すことを検討したいアイテムについてまとめます。
卒業後に使わなくなってしまうのは制服だけではなく、さまざまなものがありますよね。
それらもリユースできる可能性がありますし、買取業者に依頼すれば、お金になる可能性もありますので検討してみてください。
制服の付属品
制服の付属品というのは、例えば以下のようなものです。
- スカート
- ブレザー
- コート
- リボン
- スカーフ
- 靴
- 鞄
上下セット・夏冬セットになっているものは、すべて出しましょう。
リボンや靴・鞄といった学校指定のアクセサリーなども着用時には必要となるので一緒にリユースします。
特に買取に出す場合は、以上のようなセットや付属品もできるだけまとめることで、査定金額のアップも狙えるのでおすすめです。
体操服
体操服も、学校の卒業と同時に収納スペースに入れられてしまう代表的なものです。
体育の時間に使っていた学校指定の体操服やジャージ、あるいは水着・柔道着などもリユースの対象となるところがあります。
ただし、運動に使っていたものは汚れや傷が目立ち、ボロボロになっている可能性も。
もし再度着用するのが厳しそうなものは、リユースや買取の対象とはならないことがありますので気をつけてください。
ランドセル
小学校といえば、ランドセルを通学の際に使っていたと思います。
小学校では学校指定の制服はなかったという方もいるかもしれませんが、小学校で使っていたランドセルをはじめとするアイテムでも、リユースの対象になるものがあります。
ぜひ小学校を卒業しても、ランドセルは捨てずにリユースに出してみてください。
その他
制服や体操服、ランドセルの他にリユースの対象となりうるのは以下のようなものです。
- リコーダー・鍵盤ハーモニカなどの楽器
- 書道の道具
- 水彩道具
- 部活用品・ユニフォーム
ただし、以上のような衣類ではないアイテムは、どこでもリユース・買取できるというわけではありません。
確実にリユースするのであれば、友人や親戚の子供に譲るなどするのがおすすめです。
お金にはなりませんが、捨ててしまうよりもまた活用してもらえた方が良いですよね。
部活用品など、スポーツ関連のものであれば、中古のスポーツ・アウトドア用品買取専門店で売ることができる可能性があります。
まとめ
今回は、制服のリユースに関して、基本的なことと具体的なリユース方法についてまとめました。
制服をリユースできる主な方法は、「買取業者」「地域・NPOなどのコミュニティ」「友人や親戚」の3つです。
また、本記事では制服と一緒にリユースできるアイテムもまとめましたので、ぜひ一緒にリユースに出してみてください。
この記事が制服のリユースに興味がある方や、実際に検討している方の参考になりましたら幸いです。