制服は寄付できる?いらなくなった学生服を捨てるよりも寄付すべき理由
ご自宅の収納に、中学校や高校を卒業後、すっかり使わなくなってしまった制服はないでしょうか?
「もう着ることもない制服、収納の場所も取るしどうしよう…」と悩んでいる方にぜひ検討してみて欲しいのが「寄付」です。
寄付することで、ただゴミとして捨ててしまうことを避けられるだけでなく、また他の誰かが制服を活用してくれます。
本記事では、制服の寄付をおすすめする理由や、主な寄付先、制服以外に寄付できるアイテムについてまとめました。
制服の寄付に少しでも興味がある方は、ぜひ最後まで今回の内容をご覧ください。
制服の寄付とは?
制服の寄付とは、その名の通り「制服を誰かに譲ること」です。
「再使用」や「リユース」とも言えるでしょう。
制服というのはご存知の通り、ほとんどの学校で必須であることが多いにもかかわらず、とても高値なものです。
しかしながら、学校を卒業した後はすっかり着用する機会がなくなってしまいますよね。
そのため、卒業後必要なくなってしまった制服は、安く、あるいは無償で他の誰かに寄付する活動が必要とされているのです。
制服を捨てるより寄付することをおすすめする理由
制服を捨ててしまうより、寄付したほうがいい理由は以下の3つです。
- 制服が買えない子供たちを救うことができるため
- サステナブルな社会の実現のため
- 捨てるよりも、売ればお金になるため
結論として、制服の寄付は立派な社会貢献活動であり、場合によっては売ることでお金にもなるので、とてもおすすめです。
上記の3つのポイントについて、それぞれ詳しくを解説していきます。
制服が買えない子供たちがいるため
実は、入学の際に必要な制服を、値段が高すぎることによって準備できない家庭・子供たちがたくさんいます。
制服を寄付することによって、そのような子供たちを学校に通わせてあげることができるようになるのです。
実際、高校入学の際に必要ものには以下のようなものがあります。
- 制服
- 体操着
- ジャージ
- 靴・シューズ
- 教科書
- 鞄
上記の用品が必要になるのは高校だけでなく、幼稚園・小学校・中学校でも同様ですよね。
加えて子供たちには、学費やお小遣いなども諸々負担する必要があるでしょう。
経済的に困窮している家庭では、上記のような制服などの学用品を揃えたりしてあげることができません。
以上のような理由で、もう必要なくなってしまった制服を、そのような子供たちに譲ってあげる寄付活動が近年盛んとなっています。
サステナブルな社会を実現するため
また、制服の寄付というリユース活動は、「サステナブル」な社会の実現のためにも欠かせません。
「サステナブル」とは「持続可能な」という意味です。
例えば、まだ使えるものを再利用することなく捨ててしまうのは、「持続可能な社会」の実現にはつながりません。
制服も同様であり、基本的には数年着用しても使い続けられる衣服なので、捨ててしまうには勿体無いのです。
どうせ捨てるよりも、次の世代の子供たちに着てもらえた方が気持ちとしても嬉しいですよね。
サステナブルな活動を促進する制服の寄付・リユースは、近年話題のSDGsの観点においても重要ですので、ぜひ積極的に寄付活動に参加してみましょう。
売ることでお金にもなる場合も
最後に、制服を寄付する先によっては、お金になる場合もあるというメリットについて解説します。
実は制服を買い取ってリユースを行っている制服買取業者が多く存在するのです。
制服買取業者を利用すれば、制服を査定してもらえ、お金にすることができます。
通常の「譲るだけ」の寄付では、基本的にお金になりません。
もし「制服は高かったし、無料で譲るのはちょっと…」と思う方は、リユースも兼ねて少しでもお金にできる制服買取業者の検討もおすすめです。
制服はどこで寄付できる?
制服を寄付するメリットについて解説したところで、次に実際に制服を寄付するには、どこでできるのかについて解説します。
制服を寄付することができるのは、以下のような場所でしょう。
- 知人
- 学校・地域
- NPO法人
- 買取業者
それぞれにメリット・デメリットがありますので、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
知人に譲る
もっとも簡単な寄付方法は、友人や親戚などの知り合いの子供へ譲ることでしょう。
この方法のメリットは、制服の譲渡先が信頼できることです。
「顔も知らない誰かに寄付するのは不安…」という方でも、知っている子供たちになら、気軽に制服を寄付することができるのではないでしょうか。
お金にはならない点はデメリットかもしれませんが、実際に身近な人が使ってくれて、一番寄付した実感を得られる方法です。
学校や地域で寄付する
2つ目の方法は、学校や地域のボランティア活動で寄付する方法です。
これは、お住まいの地域や通っていた学校で制服の寄付活動を行っている場合に限りますが、この方法でも身近なコミュニティに貢献できます。
具体的には、学校のPTAや地域団体が、ボランティアで不要な制服を回収し、バザーなどで配布・販売することがあるようです。
ぜひ学校や地域の寄付活動にも着目してみてください。
NPO法人の活動を利用する
NPO法人が制服寄付活動を行っていることがあります。
社会的な問題として、他よりも本格的に学生服リユース活動を行っているのがNPO法人の特徴です。
NPO法人のような非営利目的かつ規模の大きい団体であれば、国際的に発展途上国へ向けて寄付を行っているようなところもあります。
制服の寄付を行っているNPO法人の主な調べ方はインターネット検索です。
買取業者に売る
最後に紹介する制服の寄付手段が、買取業者に売る方法です。
他の方法とは異なるポイントは、「売ってお金になること」などが挙げられます。
ただし、買取業者の中には、制服をリユース目的で買い取っていない悪質なところも存在するのも事実です。
そのため、買取業者を利用する際は、信頼できる業者を選ぶことが欠かせません。
信頼できる買取業者を選ぶポイントは以下の3つです。
- 買取実績が豊富で、プロが査定を行っているか
- 古物商の認可を受けているか
- ネットの口コミやレビューで評判が良いか
基本的に以上の3つを注意深く見ておけば、信頼できる買取業者選びができます。
制服以外に寄付できる学用品
最後に、制服を寄付するに当たって、制服以外に寄付できるアイテムも紹介しておきます。
せっかく制服を寄付するなら、ぜひこれから紹介する衣服や学用品も合わせて出してみましょう。
具体的には以下のようなものです。
- ランドセル
- 体操服
- 靴・帽子・鞄
- その他
学校で使っていたものを一式まとめて寄付することで、収納の整理になるだけでなく、子供たちへの寄付活動にも貢献することができます!
ランドセル
小学校といえば、ほとんどの方がランドセルで通学していたと思います。
しかし、ランドセルは小学校を卒業してから使うことがなくなりますよね。
加えてランドセルは大きく、収納スペースをとってしまう代表的な学用品でもあります。
しかし価格が高いこともあり、制服同様に買えずに困っている方もいるため、ぜひ寄付をしましょう。
ランドセルは基本的に6年間使い続けるものなので、多少ボロボロになっていることもあるかもしれませんが、まずは寄付可能かどうか問い合わせてみたりすることもおすすめです。
体操服
意外と忘れがちな学校の制服関連の衣服が「体操服」です。
体育の時間は学校指定の体操服やジャージを使用していた方がほとんどだと思います。
また、水泳の時間の水着や、柔道着なども持っているかもしれません。
そういった衣服も寄付の対象となることが多いので、もし状態が良いのであれば、ぜひ制服と合わせてリユースに出しましょう。
靴・帽子・鞄
寄付に出せるのは着用するものだけではなく、靴や帽子、鞄もあります。
他にも制服に関連して、スカーフやリボンといった学校指定の付属品・アクセサリーは多いです。
特に買取の場合、それらの付属品も合わせて売ることで査定額アップも狙えます。
そのため、これらの付属品など制服関連アイテムも、卒業時に捨ててしまうより、寄付したほうがおすすめです。
その他の学用品
以上で紹介した制服関連のアイテムの他に、寄付対象となりうるような学用品には、例えば以下のようなものがあります。
- リコーダー
- 鍵盤ハーモニカ
- 水彩道具
- 工具箱・文房具
- 部活用品
もちろん、アイテムや状態によっては、上記のアイテムは寄付対象としていないところもありますので注意してください。
また、部活用品なら、中古のスポーツ用品買取専門店でも売ることができるかもしれません。
例えば野球のバット・グローブや、各種シューズ・ユニフォーム、テニスやバドミントンのラケットなどです。
どれも元々高い価格のものであり、捨ててしまうにはもったいないものばかりですので、ぜひ寄付を検討してみてください。
まとめ
今回は、制服の寄付に関して、「制服の寄付とは何か」「どこで寄付できるのか」について徹底的にまとめました。
制服の寄付先は主に、「知人」「学校」「地域」「NPO法人」「買取業者」です。
加えて、制服の他にもさまざまなアイテムが寄付の対象となることを紹介してきました。
もしご自宅に、卒業後すっかり着ることのなくなった制服があれば、ぜひ寄付に出してみてくださいね。
また、制服買取業者に売れば、リユースになるだけでなく、お金にもなるのでおすすめです。